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ローソク足のいろいろ

過去の株価の推移を記録して図示したものを罫線(チャート)と呼びますが、
とめ足・いかり足など、様々な「日本式の罫線」のなかでも、
「ローソク足」は始値(寄付)・高値・安値・終値(大引)の4本値を使った非常に精巧な罫線で、
相場の強弱をみるには最適といわれています。

ローソク足1本の足型から相場の強弱を読み取る手法、そして2本以上の足型から読み取る手法を紹介します。
ただし、相場に絶対はないことは全ての大前提ですので、大まかな見方として捉えてください。


※一本のローソク足の説明
 

足 形 線の呼び名 俗称 線 の 性 質
大陽線 陽の丸坊主 完全強気線。底値で出れば上昇転換しやすいが、あまり強くはない。
陽の大引け坊主 (下ヒゲ付)強気線・上値暗示。先高見込み、連続下げの後に出れば特に強気にみられる。底値で出ると上昇転換しやすいがあまり強くはない。
陽の寄付坊主 (上ヒゲ付)強気線・上値暗示。先高見込みだが、やや慎重な動き。高値圏では反落もある。
大陽線 (上下ヒゲ付)先高見込み、強い線。底値圏では上昇転換しやすい。反対に高値圏では下降転換になる場合があるので要注意。
小陽線 小陽線 強保ちあい、上昇途中では強気継続。
陽の極線・コマ 気迷い、休養の足。
上影陽線 上ヒゲ陽線 どの値位置でも現れるが高値圏では転換暗示。ただ、始値と終値の幅よりヒゲが長い場合。
トンカチ・トウバ 弱い線。中段の保ち合い入りか、高値圏では下降転換になりやすい。
下影陽線 下ヒゲ陽線 上昇途中で現れば継続
首つり・たぐり足・カラカサ 上値で現れると下降転換暗示。下値で現れると上昇転換暗示。ヒゲが長ければ長いほど強い。
大陰線 陰の丸坊主 完全弱気線。先安見込みの足。高値で出た場合は方向転換しやすい。
陰の寄付坊主 (下ヒゲ付)弱気線・下値暗示。下値に抵抗があるため下降途中では戻し、下値では上昇転換線ともなる。
陰の大引坊主 (上ヒゲ付)弱気線・下値暗示。先安見込み足。週足では安値で下げ止まりの足も多い。
大陰線 (上下ヒゲ付)先安見込み。弱い足。週足では押しの最初と最後の線となることが多いので要注意。
小陰線 小陰線 弱持ち合い
陰のコマ 気迷い・休養の足。
上影陰線 上ヒゲ陰線 売り人気の強い足。
トンカチ・トウバ 上ヒゲ陽線と同じ。
下影陰線 下ヒゲ陰線 弱気だが買い方の抵抗が強い足。
首つり・たぐり足 上位に出れば売り暗示。下位に出れは買い暗示。
寄引同時線(寄せ線) 十字線 転換暗示。窓を開けて現れた時は転換しない場合が多い。
足長同時 上影下影の足が長く、中央に寄せて同時したものは「攻防の分岐」と言われるが、休止する場合が多い。
トンボ 転換。上位か下位かいずれに出るかによって転換点。
トウバ・塔場 保ち合いか転換か。上位に出れば上げ止まり、その他は休止する場合が多い。
四値同時 大きく窓を開けて現れた時は転換しない場合が多い。その後方向確認の為、休止する場合が多い。
上十字 買い勢力強力。転換期を迎えることが多い。
下十字 売り勢力強力。転換期を迎えることが多い。



※二本のローソク足の説明    ・・・上昇 ・・・下降 ・・・様子見、静観

足 形 線の呼び名 早見表(例外あり) 線 の 性 質 補足
つつみ線(包み線・抱き線)
※「最後の抱き線」「抱きの一本立ち」
@

A
@前日の陽線を完全に包む大陰線。またはA前日の陰線を完全に包む大陽線。前日の足を抱いているように見えることからついた名前。上位の抱きは天井、下位も抱きは底の暗示といわれる。(補足にあります「最後の抱き線」「抱きの一本立ち」は酒田秘法のひとつで極めて重要な足形です) @が長期上昇相場の高値圏に出る形を「最後の抱き線」という。これまでの上昇に終わりを告げ、下降に転じる転換線として重要視。Aが長期下落相場の底値圏に出る形を「抱きの一本立ち」と称され、買いの重要な決め手になりやすい。
はらみ線 高値圏
安値圏
前日の線(値幅)の中で、寄・引・高・安が形成され、上へも下へもはみ出ずに終わっている線。売り方・買い方のにらみ合いの拮抗(きっこう)状態を示し、短期的には相場は一服するところとされています。抱き線の形と逆。前日の値幅以内で寄り引けした足。高値圏では売り、安値圏では買い転換となる。 妊婦が子をはらんだような形。特にはらみ線の部分が寄引同時線となった場合は、「はらみ寄せ線」と呼ばれ、転換暗示の兆しとされている。
並び足 並び赤 
※「行き詰まり並び赤」「下放れ並び赤」
高値圏

安値圏
上昇途中での上放れ並び赤は強力な買い場になる。追撃買い。このゾーンが買い方のジャンプ台となる考え方。注意すべき点は、左図に似た形で、前日の実体と「同じ程度の並び赤」は「行き詰まり並び赤」と呼ばれ、手仕舞い売りの局面になります。下降過程での並び赤は、買い方の防戦買いもさほど力なしとして、追撃の売り場とされている。 陽線を「赤」で記入することより名づけられた。左図と「行き詰まり並び赤」の違いを見分けるには、並び赤の前日と並び赤初日との間にマドがついているか否かをみたい。右図は「下放れ並び赤」と呼ばれています。
並び黒 頭が重い
特に上昇圏で出れば、買い方勢力を上回る売り方出現とみて、手仕舞い売りを考慮すべき局面である。 陰線を「黒」で記入することより名づけられた。
毛抜き天井 
※「毛抜き寄せ線」
様子見
新値(前日高値)を抜けない形ですが、上昇の途中でも出現するから即断は禁物。前日と当日の高値が同値で、いずれも前日が大陽線でありながら、当日線が伸び悩んだ形。 (左)高寄りしたが前日の高値(上ヒゲ)を抜けず、前日大陽線の実体を切り込む陰線。(中)前日陽の丸坊主という強力な買い線にもかかわらず安寄り。結局は高値引けになったが新値が抜けない形で、並び赤と同じく弱い。(右)前項(中)の変形。別名「毛抜き寄せ線」
毛抜き底 
※「毛抜き寄せ線」
目先
下げの途中でも出現するが、目先は反発することが多く、大底になることも多い。前日と当日の安値が同値で、前日が大陰線でありながら、当日の安値が前日の安値を下回らず並んでいる形。毛抜き天井の逆。 (左)「切り込み線」と同じ。前日大陰線の下ヒゲを削除すれば、視覚的には全く同じ形になることにお気づきでしょうか。(中・右)新安値を切らないことより売り飽き気分。※当日十字線ならば「毛抜き寄せ線」と呼ばれる
   星 
※「十字星」「流れ星」
転換近しか?
長い陽(陰)線の後、マドをあけて短小線(小陽線・小陰線)かコマ、十字線がでる形。マドをあけなくても長いヒゲの範囲内に出る場合も同じ。第三線次第ではあるが、変化の前兆。 あくまでも翌日の展開次第ですが、左図は天井近しを思わせ、右図は下げ止まり・底入れ近しを思わせる。コマが寄引同時なら「十字星」、影の長い星は「流れ星」と呼ばれるが、見方は同じ。
    空(くう)・窓(まど)・穴(あな) 
※「二空」「三空」
上に出る

下に出る
上げ相場では先高を、下げ相場では先安を示す。連続して空(窓明け)が出ると、二空、三空という。 放れた方向につけとよくいわれるように、空が上にでると強力な先高を、下に出ると先安を示唆します。
出合い線(逆襲線) 左図

右図
前日の大陽線(大陰線)に対し、当日も大きく上放れ(下放れ)して始まり、終値が前日終値と変わらずに引けた線。左図は上昇過程に出ると目先売り場。右図は下降過程に出ると目先買い場。 前日の勢い以上で始まったが、結局は反対勢力の逆襲に出合ったことを示し、それまでの相場の方向に変化の兆しが現れたと解釈されます。
行き違い線(振分け線) 
※「化け線」
上昇過程

下降過程
上昇過程に出た場合と下降過程に出た場合とでは見方が違い、大変難しい線。左図が@上昇過程に出た場合は上昇加速期待より買い。A下降過程に出た場合、一時的なアヤ戻しより売りの急所(当日のアヤ戻しの陽線は「化け線」とも呼ばれる)。右図がB上昇過程に出た場合は逆張りの買い。C下降過程に出た場合は更に一段安が予想されることより売り。 出合い線とは全く対照的。出合い線は終値が出合っているが、行き違い線は始値が出合い、終値が全く行き違っている。
     差し込み線 入り首線より陽線が長く、終値が「前日の実線の中心より下」に位置した場合。追撃売りの急所とされる。 「入り首線」と非常に似ている。いわば「下放れの間隔の大きな入り首線」とみてよい。※終値が「前日の実線の中心より上」の場合「切り込み線」に該当
入り首線 前日の大陰線から、翌日は下放れてはじまり、前日の安値を少し上回って引けたが、前日の大陰線の中心より、はるかに下部にしか侵入できなかった線。戻り売り、追撃売りの急所とされる。 「差し込み線」と非常に似ている。※終値が「前日の実線の中心より上」の場合「切り込み線」に該当
     切り込み線(切り返し線) 前日の大陰線の「中心より上値」で引けて大陽線になった場合。反発の勢いが強く、長期下落のあとならば買い転換暗示(ドテン買い)になる場合が多い。
かぶせ線 左図

右図
前日かなりな大陽線を出した後、翌日勢い余って上放れて高寄りしたが、その後反落。終値は前日の陽線(実体)に食い込み、陰線で大引けをつけた足。売り勢力の強いことを示し、特に「前日陽線の中心値以下」での陰線形成は、長期上昇相場のあとならば、売りの急所(ドテン売り)になります。 2日目の陰線が、前日の陽線の「中心線よりかなり上で引けている」ような不完全なかぶせ線は、ダマシになることが多く、次の一手を見守るのが得策
あて首線 買い方の反撃も力弱く戻り売り。陽線が小さければ下落トレンドが継続する場合が多い。 前日の大陰線から翌日下放れではじまり、前日の安値の近辺までやっと戻して終わった小陽線。
たすき線 
※「上放れたすき線」「下放れたすき線」
上昇過程に右図

下降過程に左図
前日の陰線のあと高寄りして、前日の高値以上で引ける。または前日の陽線のあと安寄りして前日の安値以上で引ける場合。決定的な転換パターンではない。ただし、数日前からの連続的な動きのなかでのたすき線の出現は、反転による戸惑い感が払拭されたとの見方がとれ、目先転換暗示の兆しとされている。 左図が右肩下がりのチャートに出たときは、下落に加速がかかるポイントより売り乗せ。(下放れたすき線) 右図が右肩上がりのチャートに出たときは、上昇に加速がかかるポイントより買い乗せ。(上放れたすき線)
  たくり線 
※「たくり底」
底値圏で出ることが多い(たくり底)。寄付きから安く、さらに大きく突っ込むが、大引けにかけて急反発してつけた下ヒゲの長い線。実体部分が陽線であれば底である可能性が高い。 実体は陽線・陰線どちらでも可。長いことも短いこともある。深い井戸に落ち込んだものを、たくり上げる勢力の発生を意味する。
  首つり線(首吊り線) まだ買い方の力は残っているものの、いったん下げ始めるとモロクなっていることを示唆しており、ここで新規に買っては首つりものという意味。早めに買い方戦線から離脱を考慮すべき局面である。 実体は陽線・陰線どちらでも可。下ヒゲの長さは「実体の3倍以上」を原則。長期上昇相場の後に、なお上放れて寄り付いたものの、売り方の踏み一巡となり、今度は買い方の利食い売りで下押しし、また押し目買いで反発した線形。
  勢力線 下ヒゲの長い陽線をいう。大底確認のサイン。首つり線の形が下降相場の下位に現れた場合。大きく下放れて始まり、投げが投げを呼び、著しい安値を記録するが、投げ一巡から戻りに入り、結局大引け値は寄り付き値より高くなった形。 下ヒゲの長さについては、首つり線と同様より、実体の3倍以上あるものを原則。
  アイランドリバーサル 赤丸に注目。下げの窓と上げの窓ができ、島の形に似ていることから付いた俗称。この現象が起きたとき上昇のサイン 下げの窓が発生したときは、上げの窓があるまで買わないほうが良い
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